オープニングビデオをプロっぽく編集する方法

オープニングムービーをプロっぽく見せる4つのポイント

結婚式のオープニングビデオを自作する際によりクオリティを上げる方法をお伝えします。オープニングビデオに関わらず全ての映像演出に共通するテクニックですので、これから映像演出を自作される方は是非お試しください。

映像編集はバランスです。何事もやり過ぎないことがクオリティーUPに繋がります。

文字は大き過ぎても小さ過ぎてもよくありません。大きくすればするほど素人っぽさが出ます。小さければ一見オシャレに見えますが、会場後方からは見え辛くなり、配慮の欠いた映像となってしまいます。

文字は横一文に並べた時に12～18文字程度に収まる大きさを表示するとちょうどよい大きさとなります。

文字サイズを小さくする場合は明朝体を避けます。文字が潰れてしまう可能性があるのでゴシック体表記にしましょう。

スクリーンが小さいなら12～15文字程度、スクリーンが大きいなら15～18文字を目安にするとよいでしょう。

映像編集に慣れて来るとエフェクトを使いたくなります。

エフェクトを使うのではなく、写真の選び方や文章構成、映像コンセプトで魅せるよう編集を進め、どうしても行き詰まった時にエフェクトを使うようにしましょう。

『エフェクト＝プロっぽい』ではありません。むしろ、エフェクトの多用は素人ぽさを押し出します。

映像に動きをつけると言っても写真が飛び散ったり、回転するエフェクト効果をつけようということではありません。

動画を使う場合は被写体に動きがあるところを編集すると動きが出てプロっぽい映像になります。

文字が徐々に大きくなったり、文字をフェードインさせたり、ちょっとした動きをつけることが映像のクオリティーを上げます。

テレビ番組やCMを見ているとカメラワークは基本的に止まっています。動かし過ぎることで映像が忙しくなり素人っぽさを「演出」してしまいます。

写真の動きやズームが激しくしならないように気を付けてください。

黒背景に取り込んだ写真をそのまま表示する方が多いと思いますが、ちょっと手を加える（写真の淵をぼかすor写真を枠にはめる）だけでプロっぽい映像に変わります。

背景が黒場合はよいのですが、背景に画像や動画を敷く場合は写真のフチをぼかした方が見た目がよくなります。

写真を取り込んだままの状態で拡大縮小し配置。写真を置いただけという印象を与えます。

簡単で見やすい全画面表示。写真の色味を調整したり、うっすら周囲に影を入れるとよりプロっぽくなります。エフェクトで写真の彩度を下げると映画っぽく、彩度を上げるとテレビっぽくなります。

背景が黒ではなく画像や映像を敷く場合は、写真の縁をぼかすと背景に写真がなじみます。編集ソフト内のエフェクトで写真の周囲を簡単にぼかすことができます。

少し上級テクニックですが雰囲気に合わせて枠にはめるとよりプロっぽく写真を表示することができます。予め枠があり、その中に写真を簡単にはめることができる編集ソフトというのもあります。

縦写真はスクリーンに配置すると左右に背景が出てしまいます。画面全体に対して写真が小さく表示されてしまうので、映像を自作する場合は極力横向きの写真で編集する方がよいのですが、縦長写真しかないという場合は背景に同じ写真を拡大し透明度を下げて表示すると背景が黒にならず見えます。

披露宴当日の上映の際に押さえるべきポイントも合わせて抑えておきましょう。