結婚式は自作DVD失敗例
一生に一度の結婚式、初めてのことばかり。だからこそ失敗は付き物です。「でも、失敗は絶対にしたくない!」聞くだけは無料ですから、手遅れになる前に一度プロに相談することをおすすめします。
というわけで、これまで5000組以上の結婚式映像を手掛けてきたスタッフが、過去相談を受けた自作失敗事例をお伝えします!つまり、これは絶対にやってはいけないけど&やってしまいやすいポイントです。
- 式場の画面サイズは制作前に必ず確認
- タイトル位置の決まりを守る!
- DVDを焼く時はメニューなし!
- DVDデータではなくビデオ形式で書き込む
失敗したところで上映できないのは4番だけですが、本当に多い失敗例です。
式場の画面サイズは制作前に必ず確認
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画面サイズって何?
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大きさではなく比率のことです。4:3?16:9?制作前に式場確認必須です。
自作失敗例
ムービーを自作する時、一番最初に何をすべきか?それは画面のサイズの設定です。
驚くことに手作りで結婚式のプロフィール映像を制作する方のほとんどは気にしていないそうです。
4:3か16:9かは一番初めに決めなければいけないことなので、気付いた時には時既に遅しです。
式場の納品ルールと違うことに気付いてからの修正は非常に大変です。結果、締切日に間に合わず、渋々上映中止。または、業者に短期納品料金を支払って制作してもらうという悲しい現実に陥ります。画面サイズには2つの種類があります。
- 四角いサイズ:4:3
- 横長ワイドサイズ:16:9
画面サイズは映像編集を始める前に設定します。4kやHDで撮影したからといって最終的にDVD-Rするのであれば、HD画質にはなりませんので高画質で編集する必要はありません。サイズを間違えて制作しても、小さく表示されたり、歪んて表示されたりするだけです。
タイトル位置の決まりを守る!
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タイトル位置って何?
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編集画面と上映画面には見え方が異なります。文字や人物が切れていませんか?
自作失敗例
タイトルの表示位置問題です。
画面の外側周囲10%程度は映らないってご存知ですか?PCの編集画面はカットされる部分も含めて表示しています。
DVDに焼いてプロジェクターで上映する際には編集画面の周囲10%は切り取られて表示されます。
映像業者に依頼する場合は当然のことなので心配する必要はありませんが、自作されている方は知らない方が多いので、上映当日に「文字が写っていなかった」「顔が半分切れていた」といったことが起きてしまいます。
編集ソフトには通常「安全フレーム」というガイドを表示できる機能があります。
ここまでは基本中の基本ですので「既にやってしまった!」という方は、今からでも遅くありません。写真の位置、文字の位置を修正しましょう。
DVDを焼く時はメニューなし!
自作失敗例
式場ルールでは、DVDはメニューはなし、または音楽や文字を入れないで黒表示が基本です。
時間をかけて一生懸命作った映像だからこそ、DVDメニューもこだわりたい!という気持ちは分かります。しかし、式場からのDVD上映に関する注意事項に「チャプター画面やメニューは無しで制作してください」と通常記載されています。
それを分からないで済ませてしまうと、上映できないorお金を支払って解決せざるをえないという事態に陥ってしまいます。
DVDデータではなくビデオ形式で書き込む
自作失敗例
最も多い失敗例がこちらの完成した映像を書き出してデータ(.mp4/.mov/.wmv)のままDVDに焼いてしまうことです。映像データのままDVD-Rを焼いても再生機では再生されません。この状態で持ち込むと上映できないばかりか、データ変換に有料オプションをとられてしまいます。DVD-Rに焼き付けるために、映像データを変換する作業が必要となります。
結婚式場に自作したDVDを持ち込んだら『これはデータDVDですので上映できない』と言われてしまった…